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脱色(ブリーチ)は、毛あしを長くする
海に行って日焼けすれば、シミが出来るのはあたりまえなのですが、
このお話をうかがった時、よく観察していらっしゃるなと思いました。
ブリーチというのは、弱酸性の毛をアルカリで脱色することなのです。毛と皮膚は、同じタンパク質から作られており、兄弟の関係の
ようなものです。そのためブリーチすると同じように表皮もその
角質層まで溶かしてしまいます。ブリーチした後、肌がすべすべに
なったような気がするのは、このためなのです。
海では、紫外線を大量に受けてしまうのですから、この時、
ブリーチの液で、身体を保護するバリアー(角質層)をとって
しまっていれば、保護膜なしで紫外線を受ける結果となり、シミが
大量にできてしまうのです。そして、しばらくすると、肌の水分や
油分が少なくなり、カサカサ肌になってしまうのです。とっても怖いことですね。

お客さまの処理方法の統計をとってみたところ、カミソリを使ってブリーチするという
併用型の処理をしていらっしゃる人が圧倒的に多いようです。ところが、一本の毛を濃く長くして
本数を増やし、さらに、肌への悪影響が多大という点では、これほどまずい処理方法はありません。
肌を露出する前に、ムダ毛の処理をしたいという気持ちは、分かります。けれど、カミソリ・ブリーチの併用型の処理は、ムダ毛の処理方法としてまずいだけでなく、肌のトラブルを引き起こすということを忘れないで欲しいですね。また、この併用型は、いざ永久脱毛をしようという時に、毛が根元からとれず途中で切れてしまいやすくなって、結果的に永久脱毛の料金を高くしてしまいます。